カラコンを正しく使う

最終更新日 2024年11月19日 by daisyw

カラコンは黒目を大きく見せたり、外国人のような明るい色に変えたりと、若い女性を中心に定番のおしゃれアイテムとなっています。

しかし誤った使い方をすると失明などを引き起こすので注意します。

禁止事項の一つは、眼科に行かないことです。

カラコン通販やバラエティショップなどには、可愛いパッケージのカラコンがたくさん売られています。

手軽に利用できると人気ですが、失明を防ぐためには眼科で自分に合ったものを処方してもらうのが一番です。

レンズカーブが合わなければ、無理やり目にくっつけている状態なので、目を傷つけてしまう恐れがあります。

視力が悪い人は度数が合わずに視力を悪化させ、そもそもコンタクトレンズが合わない人は炎症を起こすこともあります。

医師の検査を受けて、目のダメージが無い商品を購入するのが安全です。

眼科に行かない人の中には、最初は眼科に行き自分に合うタイプが分かったら通院を止めることがあります。

コンタクトレンズの説明書には、使い始めて1週間経過したら眼科に行くように指示しています。

特にワンデータイプでなければ、洗浄方法が間違っていることもあるので、定期的に眼科に行き正しく使えているか確認しなければなりません。

それを怠ると自覚症状がほとんどないままある日突然視界がぼやけて、失明寸前に陥ることがあります。

カラコンの色やデザインは豊富で、友人と情報交換することも多いです。

しかしそこで注意しなければならないのが、貸し借りをすることです。

友人が綺麗な色の目をしていて、試着するような感覚で借りると感染症にかかる危険性があります。

感染症を引き起こす細菌は体のあちこちに存在しており、目の周りにもいくつかあります。

友人が使っているレンズにも目元の細菌が付着している可能性があり、目を通して感染します。

同じレンズケースを使い続けるなど友人の管理が甘いと、汚れが付いたまま使っている可能性が高いです。

人によって免疫力が異なるので、友人の目に異常がなくても感染することがあります。

また貸し借りをする時にレンズを手に載せるので、手で繁殖している細菌を目の中に入れることになります。

一部の雑誌では目元をより魅力的にするとおすすめしていましたが、レンズの2枚重ねも禁止です。

メーカーによってはデザイン性だけを重視して、度が全くないカラコンを売っていることがあります。

視力が悪くない人向けですが、これを視力が悪くて矯正用のコンタクトレンズを使っている人も使いたい場合、コンタクトレンズの上にカラコンを重ねるというやり方があります。

オリジナルの目を作るために、デザインが異なるレンズを2枚使用するケースもあります。

これらの行為は目に入る酸素を制限します。

体内には一定の酸素が必要で、口だけでなく皮膚や目からも取り込んでいます。

レンズを2枚重ねると1枚の時と比べて、吸収できる酸素の量が2分の1にまで減ります。

レンズは水分でできているので、使っていると空気中に蒸発します。

水分が足りなくなったら涙で補給しますが、レンズが2枚もあると涙も量も2倍になり、ドライアイを引き起こします。

目の充血や乾燥がひどくなり、眼精疲労の症状が出始めます。

2枚重ねを継続すると、コンタクトレンズ自体を使えない目になります。

またレンズは瞳やまぶたを守るために縁はカーブになっています。

このカーブの度合いはメーカーによって違い、1枚目と2枚目のレンズが上手くフィットしないと、浮いた2枚目のレンズがまぶたの内側を傷つけてしまいます。

使い方が間違っていなくても、商品自体に問題があれば目への影響を避けられません。

2009年に医療機器となりましたが、粗悪品は出回っています。

眼科医が処方するものは、高度管理医療機関の承認を受けているので安全です。

また製法ではサンドイッチ製法が最も安全性が高いと言われます。

サンドイッチ製法ではレンズと間に色素を入れ、レンズで挟み込みます。

これによって目に直接色素が触れません。

レンズは目にとって異物なので、安全に使うためには細心の注意が必要だと理解しておきます。

安全性が認められた商品を正しく使っているつもりでも、目の痒みや痛みなど症状が出たら眼科に行きます。

目のトラブルが多いと言われるのは、台湾製や韓国製のカラコンです。

コンタクトレンズを製造する技術そのものが欧米などと比べると低いので、安価ですがリスクが高いです。

コンタクトレンズを使ったことがなく、レンズの洗浄方法や装着方法がいまいち分からない人は、ワンデーを処方されやすいです。

ワンデーは1日で使い捨てるのでコストが高いため、装着時間を守らないケースもあります。

レンズが張り付いたまま眠ってしまうと、目の炎症を引き起こすので、お金がかかっても毎日交換します。

レンズは煮沸すると変形して目に装着できなくなるので、落として消毒したい時も捨てて新しいものを使うのが良いです。